今回はよくある
間違った努力について話をしましょう。
間違った努力で
僕たちが一番気をつけたいこと。
それは
寝る時間もないくらい働く
ということです。
一昔前までは
寝る時間がないくらい仕事をすることは
一種のステータスシンボルでした。
しかし時代も令和になると、
睡眠をしっかり取って
仕事の効率を落とさないことこそが
真に大切なことだと注目を集めています。
Amazonの創業者ジェフ・ベゾス氏は
眠りの効用を次のように語っています。
「注意力が高まり思考が明晰になります。
8時間眠った日はずっと調子がいいですね」
このように寝る間もないくらい働くことは
非効率だという考えも広まってきています。
ではこれから、
寝る時間がないくらい仕事をすることが
なぜ間違った努力なのかについて、
わかりやすく解説していきましょう！
僕たちの最大の資産は何か？
僕たちが持つ最大の資産は何でしょうか？
それは“自分自身“です。
つまり、すでに僕たちは最大の資産を
神様からプレゼントされているということ。
そう！
この身体をうまく活かすからこそ
あらゆる価値を生み出していけるのです。
だったら自分の身体のパフォーマンスは
できるだけ最大限まで高めていきたいですよね。
お金を得るのも自由を謳歌するのも
この身体があってこそです。
逆に。
自分の健康を害するほど仕事をしたり
麻痺するくらい身体を酷使したりすれば、
すぐに身体にガタがきてしまい
喜びを感じる時間が短くなってしまいます。
一生懸命働いた代償がこれでは、
悪魔との取引みたいでなんか悲しいですよね。。
しかし今でも優秀な人たちが、
間違った努力によりどんどん自分を壊しています。
向上心があり、活動的であればあるほど、
自分の身体を酷使しすぎる傾向にあるからです。
しかし、目に見えない負債は
ゆっくりと蓄積されていってるのです。
そして、その最大の原因が
『睡眠不足』
だったりするのです。
寝る時間がないくらい仕事すること
寝る時間がないくらい仕事を抱える人がいます。
これは基本的に2つのタイプに分かれます。
- 労働時間が長いから
- やりたい事が多いから
まず『労働時間が長いから』という場合は
そもそも労働基準法に違反している可能性があるので、
ブラックな会社であればすぐに逃げましょう。
実際、ブラック会社が
やり方を変えてくれることはないので、
冷静に身の振り方を考えるしかないからです。
次はネットを使ったビジネスなど
「やりたいことがあるから」
という場合をみていきましょう。
これは僕の体験談なのですが、
ネットビジネスを副業でやっていた頃、
睡眠時間を削って頑張っていました。
しかし、睡眠不足を抱えると
それがやがて大きなストレスになり、
途中で嫌気が差してしまうこともありました。
なので、やりたいことがある時ほど、
睡眠不足対策を取る必要があるのです。
たとえば、現場の大工さんとかだと、
昼休憩で寝ている場合が多いですよね。
あんな感じで昼寝できるのであれば良いのですが、
オフィスワークの場合だと電話が掛かってきたり
お客さんが来たりすることがあるので、
基本的に昼寝することができないのが普通です。
このように眠たい時に
少しの仮眠も許されないというのは、
人によってはかなり辛い環境ですよね。
だからこそ、
普段から睡眠時間をしっかり確保した上で
いかに効率よく自分の時間を使うかが大切
なんですね。
睡眠不足が本当に怖いのは
あなたから思考力を奪うこと
これ以外にありません。
頭がよく回らない状態というのは、
気分がいいかどうかは別にして
軽い酩酊状態に近いところがあります。
そのような状態で
創造的な頭の使い方はできませんし、
生きる活力も奪われてしまいます。
ひどい場合は、
無気力・うつ状態
を招くこともあるでしょう。
睡眠不足が、心と身体に
大きなストレスを与えることを知らなければ、
本当にやりたい事がどこかのタイミングで
できなくなるかもしれません。
まずはこの事実を
しっかりと頭に入れておきましょう。
間違った努力とは？
よく
1日24時間じゃ時間が足りない！
という人もいます。
とはいえ、
睡眠時間を削ってまで仕事をしたり
やりたい事をやってたりというのは、
下手すると『自分はがんばっている』
という状態に酔いしれることになります。
そうなると本質的な努力とは
逸れていってしまうので注意が必要です。
こう言うと身も蓋もありませんが、
間違った努力をアピールしたところで
本人が思うほど周りは特に興味はないだろうし、
実際、凄いことでも何でもないからです。
僕も過去に経験があります。
僕の場合、深夜3時とか4時とかまで働いて、
それを必ずタイムカードに記録させていました。
もちろん残業代など出ません。
ただ、ワンオペになることも多く、
社長が無茶な仕事を受けてくるので
“当てつけ”でそういうことをしていたのです。
性格悪いですね（笑）
まぁ、まったく恥ずかしい話なのですが、
今考えるとこの努力に何の意味があるのか、
今でもさっぱり答えが見つかりません。
おそらく一生見つかることはないでしょう。
ただ、寝る時間がないほど仕事するのは
集中力が低下するので非効率の極みです。
それが原因で
身体を壊すことがあるかもしれないので、
余程の理由がない限りはすべきではありません。
なので睡眠を削ることは
間違った努力
だとはっきり言っておきます。
努力とは、
本来起きている時間にするものです。
睡眠時間を削るのは、
そういった本質からズレていると考えましょう。
それに『時間が足りないという問題』は、
わざわざ寝る時間を削らなくても解決できます。
すべきことを整理して
優先順位をつけて効率よく片付けていけば、
案外スムーズに解決することも多いからです。
その際には専門家の力を借りてもいいでしょう。
ただ、それを見極めるためにも、
まずは睡眠不足があなたの思考力を
奪っていることを知る必要があります。
思考停止状態では根性論に走ってしまい、
どこかで限界を迎えてしまうのが必然だからです。
睡眠に妥協しない勇気
ネットビジネスは頭脳労働なので
睡眠不足は天敵
だと心得ておきましょう。
心理学者のK・アンダース・エリクソンが行った調査では、
一流のバイオリニストは1日平均8.6時間の睡眠をとっている
ということが明らかになっています。
さらに彼らは、週に平均2.8時間の昼寝をしているそうです。
睡眠時間はアメリカの平均より1時間長く、
昼寝に至っては2時間も長いという結果が出ています。
このことから、
一流のバイオリニストは、
平均的なアメリカ人より
週に9時間も長く睡眠をとっている
ということがわかりますね。
寝る時間がないくらい、
やりたい事や仕事を抱えている人は、
思い切った発想の転換が大事になってきます。
睡眠時間が足りていないと、
集中力が低下し、
仕事や作業が非効率になりがちです。
なのでそういった非効率な時間を切り捨て、
そのいくらかを睡眠時間に費やすことで
生産性の高い時間に入れ替えていきましょう。
睡眠には身体を休めるだけでなく、
脳をリフレッシュさせる効果もあります。
ドイツのリューベック大学の研究でも
十分な睡眠は脳の機能を高め、
問題解決能力をアップさせる
という結果が出ています。
これは、僕たちが眠っている間に
脳が膨大な情報の整理と
再構築を行っているからです。
この効果により、
僕たちが目覚めた時に
新しい神経のつながりが生まれ、
沢山の解決策を見つけるようになるのです。
特にこれからは頭脳労働の時代なので、
このような発想の転換ができなければ
心も身体も消耗していくばかりです。
それに身体を酷使することは、
ネットビジネスの本質からズレています。
もちろんある程度の努力は必要ですが、
それが心身ともに疲弊するような
ものではいけないということですね。
限界を超える方法
実は、働きすぎることは簡単なのです。
こんなことを言うと
誤解されるかもしれませんが、
活動的になる時期は誰にでもあるし、
若ければ多少短い睡眠時間でも
意外と何とかなったりするからです。
ただ、ネットビジネスでお金を稼げるのは
人の何倍もがんばるからではありません。
人の何倍も
効率のよい仕組みを作ったから
なんですね。
ここを履き違えたままでは、
苦労の毎日からは到底抜け出せないでしょう。
ネットビジネスは頭脳労働です。
睡眠不足で頭を鈍らせたままでは、
質の悪い仕事しかできません。
あともう1時間。
あともう1時間寝れば、
数時間分の生産性が手に入ります。
優秀な人ほどよく眠るのはそのためです。
睡眠は、仕事の生産性や
効率を高めてくれるだけでなく、
病気のリスクも減らしてくれます。
世間的な価値観において
「睡眠のとりすぎは悪」と思われていますが、
本当の悪はあなたを思考停止状態に追いやる
世の中のシステムなのではないでしょうか？
本当はたっぷり眠れば創造性が上がり、
あらゆる面において
生産性を向上させることができます。
寝る時間がないくらい働く人は、
自分が思考停止に陥ってしまって
間違った努力をしていないか
一度、振り返ってみてください。
そして、しっかりと睡眠をとって、
自分の人生を創造的で
生産的なものにしていきましょう！
努力は正しく行ってこそ報われる
ということを、
ぜひインプットしておいてくださいね。
