自分の配偶者より幸せになってはいけない本当の意味

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『日曜日の初耳学』という番組で、
経済学者・成田悠輔さんが夫婦円満の秘訣として
こんな言葉を紹介していました。

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」

これは成田悠輔さんが
知人のノーベル賞学者から聞いた言葉で、
それをテレビで紹介していたんですね。

僕はこの言葉を聴いた時、

「おっしゃる通り！！」

と膝を叩いてしまいました。

SNSではこの言葉について

「自分の配偶者より
ラクをしてると思われちゃいけない」

と言い換えてる人もいました。

ですがこの言葉は、

「自分の配偶者より不幸になれ」

という意味ではないと捉えたほうが
しっくりくるところがあります。

つまり。

同じように幸せだけれども、

自分より配偶者を幸せにする気持ちが大事

というのがこの言葉の
本当に意図するところではないでしょうか。

副業でビジネスをしている人の中には
家族持ちの方もたくさんいるかと思います。

しかし、ビジネスを頑張っているのに
パートナーとギクシャクしてしまってる人は、
この言葉を胸に刻んでおくことで
きっとうまくいくようになるはずです。

今回はその理由についてお話していきますね！

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」の意味とは？
男40代、自分のやりたいことは後回し！
在宅ワークで夫婦円満に過ごす秘訣

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」の意味とは？

夫婦円満の秘訣として

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」

こんな言葉がテレビで紹介されていました。

ちなみにこの言葉は、
成田悠輔さんの知人である
ノーベル賞学者アルビン・ロスの言葉。

さすが成田悠輔といった感じで
ピリッとした表現ということもあってか、
この言葉には多くの反響があったようです。

賛否両論意見がありますが、

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」

という言葉の本質は『優先度』です。

わかりやすく言うと、

「お先にどうぞ」

のスタンスと同じ。

常に配偶者の幸せを優先していけば
相手もその人のことを大切にしようと思う。

そうすれば自分自身も幸せになるし、
結果として夫婦円満になっていく。

そういう意味だと思ってるんですね。

そして、この言葉の続きとして

「相手の方が自分より幸せと思ったら、
夫婦関係にヒビが入る」

とおっしゃっていました。

家族のように距離の近い関係では
日常がルーティン化してしまって、
相手への気遣いが軽くなってしまいます。

しかし。

『親しき仲にも礼儀あり』の言葉が示すように
距離が近いからこそ「お先にどうぞ」の気持ちを
大切にしなければならないのではないでしょうか。

結婚生活はお互いが助け合い、
豊かさを作り上げていくステージです。

だけど、どうしても独身時代の
自分を優先していた時のスタンスが、
ひょっこり前に出てしまうこともあるでしょう。

そんな時、

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」

という言葉が戒めとなり、
健全な夫婦関係を維持してくれるわけですね。

男40代、自分のやりたいことは後回し！

僕は39年9ヶ月間を独身として過ごし、
ほぼ40年間『自分“最”優先』にしてきました。

結論から言うと、
自分を最優先にしたところで
大して幸せを感じてなかったのが本当のところ。

だから運良く結婚できた時、
僕は「自分のやりたいことは後回し」と決めました。

「自分のやりたいことは後回し！」

というと格好つけた感じですが、
昭和生まれの40代としては
そこに美学を感じるところがあるのです。

（今の若い人にもあるのかな…？）

そういう感性もあってか

「自分の配偶者より幸せになってはいけない」

という言葉は正直グッときます。

で、僕の結婚生活を振り返っても、
この言葉は本当にそうだと思うんですね。

妻の幸せを優先することによって、
僕自身すごくサポートしてもらえるからです。

というのも、
男って超シンプルな生き物で、
ぶっちゃけ仕事に集中できたら
それで結構幸せを感じられるんですよね！

家族が健康で、仕事に集中できて、
家に帰って皆が笑顔だったら、
それだけでもう満足だったりします。

あとはパートナーに対し
「自分が楽しいと思うことは遠慮せずにやりなよ」
って言ってあげれば、
夫婦関係は結構いい感じになっていきます。

マーチ

逆に「お前ばっかり…」とか「また似たような服を買って…」みたいなことは言っちゃダメ。男だったら「もっと良い服買えるように頑張るからな」くらい言いたいね！

ねこくん

そういうことを言い合える関係性ってステキですね！

実際、結婚してからの生活って、
自分が楽しむことよりも
家族が楽しんでる姿を見ることに
幸せを感じることが多いもの。

もちろん、
自己犠牲によって成り立つとか
そういう話ではありません。

家族がいると

それだけ幸せのアンテナが広がる

そんなイメージです。

だから家族の笑顔を優先しても
自分もちゃんと幸せを感じられます。

ただ、

「相手に幸せにしてもらいたい！」

とか、

「お互いの役割を果たすべきだ」

みたいな感じだと
相互関係が崩れるので注意が必要ですよ。

優先すべきは『正しさ』ではなく、
目の前にいる相手の気持ちだということですね。

在宅ワークで夫婦円満に過ごす秘訣

僕は個人ビジネスをしているので、
基本的にずっと在宅ワークです。

妻は専業主婦なので
お互いに過ごす時間も長いのですが、
それなりに夫婦円満だと自負しています。

妻は時々、

「旦那とずっといてしんどくならない？」

とママ友に聞かれるそうです。

でも、

「うちは全然大丈夫やわ～」

って答えているとのこと。

それを聞いて安心しているわけですが、
僕たち夫婦も基本スタンスとして
自宅にいる時は子育てを優先しています。

（子育て世帯はどこもそうだと思いますが）

なので、
自宅にいるのであれば仕事だけでなく、
買い物の間の子供の見守り、
皿洗いや簡単な掃除など、
必然的に妻のサポートをする形になります。

そんな時、僕は

「良い気分転換になるから気にしないで」

って言ってます。

そして、妻はそれに対して
必ず「ありがとね～！」と返してくれます。

やるべきだとかやるべきでないとか、
やってもいいとかやりたくないとか、
そういう論争は無意味です。

結婚生活においては特に。

なぜなら家族はチームですから。

リーダーである父親がラクをしたら
根幹が一気に崩れていってしまいます。

それに、飲食店じゃないので、
毎回皿洗いをしてもたかが知れてます。

3食毎回皿洗いしても、
在宅ワークのいい気分転換になりますし、
美味しい食事を作ってくれる
妻への感謝を忘れないためにも
皿洗いは良いアクションですよ。

そして、片付けができて気分もスッキリし、
そこでまた気持ちよく仕事ができるのです。

結局、自分ではなく、

まず相手を楽にしてあげること。

それが夫婦円満の秘訣なのでしょう。

男にとって仕事は聖域ですが、
その聖域を守っていくためにも
先にパートナーに幸せになってもらうことが大切。

もちろん、たとえ聖域であっても、
そのスタンスを変えないほうがいいでしょう。

野球の名将で知られる故・野村監督が
現役選手だった時のエピソードとして、
次のような話をしていました。

現役時代には
「あの店で散髪すると、
よくホームランが出る」
というゲン担ぎがあった。
大阪心斎橋の床屋さんに散髪に行くと、
なぜか次の日によくホームランを打てるのだ。
（中略）
いつも私の髪を切ってくれる
そのオヤジさんは、
口数は多くはないけれど、
人に対する気づかいができる人だった。
（中略）
このオヤジさんと私には共通点があった。
かかあ天下なのだ。
店のレジには、いつも奥さんが座っていて、
客にはとても穏やかな笑顔で接しているのだけれど、
亭主には甘い顔をしない。
別に店内で、かかあ天下ぶりを
発揮しているわけではないし、
親父さんが恐妻家ぶりを
発揮しているわけでもない。
でも、私にはわかる。
野村夫婦と同じ空気を感じるのだ。
奥さんのほうが強い家庭は大丈夫。
女性上位の国は栄える。
床屋さんだってそうである。

引用：『運の正体』野村克也