斎藤一人名言集

世の中って、相手のメンツつぶしたらダメ|斎藤一人名言集

 

僕がビジネスをずっと始める前から
座右の書である斎藤一人さんの本。

その中から名言と思ったものを
紹介するこのコーナー。

今回は、

「世の中、相手のメンツつぶしたらダメ」

という名言を紹介します。

 

時代も令和となり、
ネットを介したコミュニケーションも
今や当たり前の世の中になりました。

知らない相手であっても
気軽にコンタクトを取れるところは、
昔では考えられない便利さがありますよね。

 

ただ、その一方で、

相手への気遣いが抜け落ちてしまっていた…

なんてこともあるかもしれません。

 

特にビジネス(商売)を志す人間が
相手への気遣いを欠くことは致命的じゃないですか。

そこはモチのロンで、

「それくらいわかってるよ…」

ってあなたは思うでしょう。

しかし。

ネットビジネスのように参入障壁が低いと、
気遣いの意識が低い人もそれなりに出てきます。

その結果、

自覚なく相手のメンツをつぶす

ということが起きるのですが、
これはビジネスで成功を目指す人にとって
デメリットでしかありません。

ではこれから、斎藤一人さんの名言に触れ、
その理由について詳しく解説していきましょう。

斎藤一人さんは銀座まるかんの創始者で、
成功を収めた起業家でありながら、
悩める人々の心が軽くなるような話を
わかりやすく伝えてくれる商人として有名です。

斎藤一人さん名言「相手のメンツ、つぶしたらダメ」

 

斎藤一人名言『世の中って、相手のメンツつぶしたらダメ』

 

斎藤一人さんは常々、

「幸せになるためには言葉が大切なんだ」

と伝えてくれます。

たとえば「ついてる」という言葉を
毎日1000回、口にすると良いとか。

他にも8つの天国言葉を口癖にする等、
幸せになる基本として
普段口にする言葉を大切にしています。

 

「そんなことで本当に幸せになるの?」

 

年齢を重ねて大人になっていくほど、
言葉遣いを変えるだけで幸せになるという
その簡単な方法に疑問を抱くかもしれません。

大人になれば悩みは複雑になりますし、
長年抱えてきた問題もあるでしょうから。

しかし、それでも一人さんは
普段使う言葉の大切さについて、
色んな角度でわかりやすく教えてくれます。

そんな一人さんのもとに、
ある時、こんな質問がやってきました。

 

質問「言霊の力で意志をコントロールするには?」

 

仕事で嫌なことがあったときなど、
これは自分の魂を磨くいい機会ととらえて、
「ついてる、ついてる」と口に出しています。

でも、心の中では

「ついていない」

と思っている自分がいます。

心からの声でなくても、
口に出して繰り返していれば、
意志をコントロールするような効果があるのでしょうか。

 

引用元:成功力

 

この質問に対して一人さんは
ちょっと意外な回答しています。

 

回答「世の中って、相手のメンツつぶしたらダメ」

 

あなたの場合は効果がないかもわからない。

だって、
言っててもそう思ってないんだもんな。

 

例えば、ほかの言葉をなにか考えてみる。

で、いろいろ言ってみて
ダメだったらほかの方法考える。

言霊の方法じゃ、ダメかもわからない。

 

それとね、人生成功のカギなんだけど、私はね
「言霊でこういうふうに言ったら成功するよ」
って教えてる先生なんだよね。

その先生に

「言ってもダメなんですけど」

って相談すること自体が、
相手のメンツをつぶしてるんだよね。

 

なにが言いたいのかって言うと、

世の中って、
相手のメンツをつぶしたらダメなんです。

世の中ってそういう仕組みになってるんだよ。

 

わかったかい?

イスラム教徒の人に対して、
アラーの悪口を言ったらいけないの。

キリスト教徒のところに行ったら、
キリストの悪口を言ったらいけないの。

そのぐらいのこと覚えて
世の中に出ていかないと、ダメなんです。

 

言霊以前の常識ですからね。

しっかりしなよ。

はい、以上です。

 

引用元:成功力

 

学ぶ側の『マナー』を知るべし

 

この一連のやり取りを読みながら、
ちょっとヒヤッとした気持ちになりました。

というのも僕自身、
ビジネスのコンサルを受けながら
似たような経験をしたことがあるからです。

一度はブログのコンサルで。

二度目は情報発信ビジネスのコンサルで、
どちらも違うメンターです。

今回は情報発信ビジネスのコンサルで
僕がやらかした失敗についてお話しましょう。

 

今から約2年前のこと。

その時は教材によく目を通さず、
ほぼ自己流で進めていたビジネスのアドバイスを
指導してくれていたメンターに求めたのです。

そして、返ってきたのは
予想していたアドバイスではなく

「自分の都合を優先して
相手の時間を奪ってはいけない」

という主旨の言葉でした。

当時の僕は
そういう常識を欠いたところがあったので、
ただただその言葉に傷ついちゃったんですね。

それどころか

「お金を払ってるのはこっちなのに…」

と反論したい気持ちまで出てくる始末。

(さすがに言葉にはしませんでしたし、
後でそれが間違いだとも理解しました)

 

その時は滅茶苦茶ショックを受けて
2日くらい悶々とした時間を過ごしました。

でも色々と考えた結果、

「自らの意志で学びに来ているのに、
これくらいでへこたれてどうするんだ!」

と気合いを入れ直すことに。

そして、改めて教材を再インプット。

それも徹底的に。

多少時間はかかりましたが、
おかげでメンターとのやり取りはスムーズとなり、
ビジネスの質も以前より向上しました。

 

この経験から学んだ反省は

学ぶ姿勢がなってなかった

ということだと思うんですね。

 

そもそも指導を受けるということは

  • 教える側も本気
  • 学ぶ側も本気

でないと良い効果は期待できません。

社会人としてビジネスを場合、
教える側は生業としているので
基本的に指導にチカラが入っています。

しかし、学ぶ側はどうでしょうか?

気持ち的に本気だとしても、
どこか相手任せなところが
あったりしないでしょうか。

 

僕がまさにそんな感じだったんですね。

ビジネスを学びに来ているのに
どこかでお客さん扱いされる気持ちが抜けず、
自分の都合ばかりを優先していたのです。

当然、メンターはそんな僕の思考を見抜き、
厳しい言葉を伝えてくれたのです。

 

今回、斎藤一人さんが質問者に対し
学ぶ以前に必要な常識の話を説いたのは、
その姿勢が間違っているからだと感じました。

つまり、学びにきたなら

本気で学ぶのがマナー

となるわけです。

そうしなければ歯車が噛み合いません。

なので中途半端な実践をして
質問という形で相手の時間を奪うことは、
本人が無自覚なうえに相手のメンツを潰す
ことになるので気をつけたいですね。

 

本気で教える×本気で学ぶ、だから成果が出る!

本気で学ぶ=自分で考える

 

今回、斎藤一人さんに質問した方は、
学ぶ姿勢がまだ本気ではなかったのかもしれません。

質問の気持ちをわかりやすく言うと

「あなたの教えを実践してるけど、
心ではそう思えない自分もいます。
これって本当に効果があるんですか?」

という感じになるかと思います。

 

一人さんはそこを見抜いて

  • 「相手のメンツをつぶしちゃダメだよ」
  • 「しっかりしなよ」

というアドバイスを送りました。

そのうえで一人さんは、
もし合わないなら他の言葉を考えるとか、
別のやり方を試してみることを勧めています。

もちろん、そういった場合の対処法についても
一人さんは色んな著書で紹介されています。

 

僕自身、斎藤一人さんの本や音声テープを
20年近く愛読・愛聴していますが

「これって本当に効果があるんですか?」

という質問に対する答えについては、
実際、色んな角度から語り尽くされています。

 

つまり、本気で学ぶ姿勢さえあれば、
その答えは自力で見つけられるはずなのです。

 

もし実践してうまくいかなくても、
そこからの軌道修正を自分の頭で考え実践する。

何か教えを受けているのであれば、
教材を読み込むなりすれば
そこから何かヒントや気づきが得られます。

そういう“本気で学ぶ姿勢”抜きにして
物事はうまく進んでいかないということですね。

 

とはいえ、
僕も同じ失敗を繰り返しています。

  • 「なんでもいいから質問する」
  • 「メンターとのコンタクトの数が大事」

そう考えてた頃がありました。

しかし、
それは自分の都合でしかありません。

学ぶ姿勢が中途半端な状態での質問は
相手にとって失礼に当たることが多いもの。

なので、

学ぶ姿勢を本気モード

まずはそのスイッチを
カチッと入れておくことは大切です。

 

あなたの学ぶ姿勢が本気だと伝われば、
どんな質問をしたとしても、
どんなにコンタクトを取っても受け入れられます。

本気で学ぶ人は、
かならず自分で考えることができるからです。

本気で学び、自分で考え、
そこで出てきた疑問や問いだからこそ、
成功者のアドバイスが心に響くのです。

ビジネスの成功を志し、
誰かから指導を受けるのであれば
かならず『本気で学ぶ姿勢』を持って
自分で考え行動することが大事だということですね。

 

学ぶ時は本気の姿勢で!

間違っても気にせず正していけばいい

 

今回の話のように大人になっても
自覚なく間違ってしまうことはあります。

問題なのは“それに気づかないこと”です。

なので、
人からそういう部分を指摘された時、
素直にその間違いを正していくことが大切です。

 

しかし、

不意に自分の間違いを指摘されて
ショックを受けることもある

それが人間なんですね。

 

ここを乗り越えられる人は
どんどん成長し、変わっていけるでしょう。

一方、ここで不貞腐れてしまう人は
出口のない停滞の沼に沈んでいってしまう。

ただ、それだけ。

不貞腐れてしまっては、
救いの手を掴むチャンスが絶たれます。

なので、自分の間違いに気づいたときは、
それをどんどん正していけばいいのです。

 

そして、この話の肝は

自覚してない自分の間違いに
気づいただけでも
有難いこと

だというところです。

「金持ち喧嘩せず」

この言葉が示すように、
斎藤一人さんだってわざわざ
嫌われるようなことは言いたくないはずです。

そのわざわざ言いたくないことを
深い知見を持って伝えてくれているのですから、
我々はそこを真摯に受け止めていきたいですね。

 

それに指導する側の人間は
相手の失敗を一々気にしてないですから。

学ぶ側も、それを一々気にしないこと。

ここも凄く大事なポイントですね。

 

特に学ぶ側の姿勢として、
中途半端な実践しかしてないのに
質問という形で相手の時間を奪い、
メンツをつぶすことは避けていきましょう。

指導する側はいつだって本気です。

これまで様々なネットビジネスの
コンサルを受けてきた僕ですが、
基本的にメンターは情熱的な方ばかりでした。

我々はそのことを忘れず、
学ぶ側として“本気の覚悟”を持ちたいですね。