40代からのネットビジネス

ネットビジネスは『貯金』と『自己投資』どっちを優先すべき?

 

ネットを使った個人ビジネスも
そろそろ周知されてきた令和5年。

ネットビジネスで優先すべきは

  • 貯金
  • 自己投資

一体どっちでしょうか?

実際、ビジネス界隈では

「貯金より自己投資を優先しよう」

というのはよく耳にします。

でもこの話、ちょっと注意しましょう。

 

たしかに今の日本において、
貯金だけでは豊かにならない現状があります。

だからコンサルを受けようとか
有料セミナーで勉強しようとか、
そういう風に考える人がいますよね。

なので、お金を寝かせておくより、
自己投資という名を借りた経験に
お金を投じる人も結構多いそうです。

 

ただ、結論から言うと、

自己投資よりも先に貯金せよ!

これがビジネスの正しい考え方です。

 

といってもその貯金は
『ビジネスのための軍資金』であり、
闘いに備えるための貯金のことです。

もしもビジネスで勝負できるお金がないのなら、
自己投資に走るよりもまずは貯金すべきです。

ということで今回は、
その理由について詳しく話をしていきます。

 

自己投資よりまず貯金から

 

僕たちは貯金が大好き!

 

そもそも日本人は貯金に対する意識が高く、
世界の国々と比べて貯金を好む傾向にあります。

質素倹約を美徳とする国民性もありますが、
これは日本の文化や国の政策によって
長年にわたり根付いてきた考え方ですね。

その始まりとも言われているのが、
戦後に政府が行った貯金キャンペーンの影響です。

政府が行った貯金キャンペーンについて

戦後の混乱期からの経済復興のため、
日本政府は国民に貯金を推奨。

それにより銀行は資金を増やし、
国民から集めたお金を企業に貸すことで
経済復興が早まったと言われている。

しかし、銀行や企業が大きくなった反面、
真面目にコツコツ貯金をした国民には
大した利益がなかったいう闇もある。

 

猫も杓子も貯金チョキン!

そんな時代でしたから、
僕も子供の頃、親と一緒に
定期預金を作りに行ったこともあります。

そういう世代がいま親となり、
当時の価値観が下の世代へと
引き継がれているのかもしれません。

そういう意味で
僕たち日本人は貯金が大好きなのです。

 

しかし。

いまや貯金で豊かになる時代ではなぁい!

  • 日本経済は30年間ゼロ成長
  • 少子化には歯止めがかからない
  • 先進国で最低の賃金水準
  • 下落し続ける円の価値

日本の良いところは
水がタダ同然で飲めることと
治安が良いことくらいでしょうか。

世界の国々と比べて
どんどん置いていかれている状況で
貯金の効果などほとんど期待できないのです。

 

ねこくん
ねこくん
今や日本人が海外へ出稼ぎに行く時代です

マーチ
マーチ
ゲームチェンジが起きている最中だから、この先は個人でうまく立ち回っていかないとね

だったら自己投資で…

 

そこで出てきたのが

「貯金より自己投資しよう」

という言葉。

昔に比べてお金が貯まりにくいから、
自分にガンガンお金を使って
自分の価値を高めていく。

そうすれば収入も上がるだろう。

そんな意味が込められてるんですね。

 

しかし。

貯金がないのであれば

それをストレートに受け取らない

というのが“賢さ”です。

自分にお金をかければ
良い効果が得られるというのは、
誰にでも当てはまる法則ではないからです。

 

では、自己投資によって成功する人は
一体どんな人なのでしょうか?

そういう人は成功の下地ができています。

たとえば、行動力や忍耐力が
すでに備わっている人のことですね。

そういう成功の下地がある人なら、
自己投資した際に成功しやすいと言えます。

 

少し僕の話をすると、
僕は借金を経験しているので
節約に関してはちょっと自信があります。

コンビニではモノを買わないので、
コンビニに入ることはありません。

電車賃が勿体ないのでいつも自転車。

水筒男子なる言葉が流行る10年前から
水筒男子として節約に励んでいたくらいです。

そんな僕が39歳で結婚した時の貯金は140万円。

借金を返した後の貯金だったのですが、
約6年かけて作った140万円でした。

その間、仕事を一生懸命取り組み、
通勤中は実用書や自己啓発書を読んだりしながら、
ずっと成功の下地を作っていたんですね。

僕がビジネスに自己投資して成功したのは、
お金をかけずに下地を作る期間があったから。

ビジネスがうまくいった要因として、
そこは結構大きかったと思っています。

 

当時の僕の頭の中は

  1. 結婚したら子供も欲しい。
  2. でも、子育てにはお金がかかる。
  3. だから貯金を増やすために
    さらに節約生活をしなければならない。
  4. 独身なら節約生活も耐えられるけど、
    一家の大黒柱として
    それを家族に求めるのはどうなんだ?
  5. 世の中「貯金が大事」とは言うけれど、
    本当に貯金で生活が良くなるのか?

という流れでした。

そんな疑問が沸々と湧いてきたので
お金持ちになるための本を買い漁り、
それらを読みまくっているうちに
“ある共通点”に気がついたんですね。

それが

自己投資の前に軍資金を貯めている

というもの。

成功者たちはお金持ちになる前、

生活を節制して小さなお金を大事し、
その貯めたお金で自己投資する

ということをやっていたのです。

 

  • 「低収入でやりくりするのは限界だ!」
  • 「自分の働きをもっと効率よく活かしたい!」
  • 「だから、ビジネスを学ぼう!」

僕の場合、副業でブログを始め、
それを自分のビジネスとして育てていきました。

最終的にはサラリーマンを辞め、
収入が大きく増えることとなったのです。

つまり、

お金をかけずに自己研鑽に励んでいた

という前段階のSTORYがあった。

だからこそ、

自己投資の際に大きな効果が得られた

ということですね。

 

ねこくん
ねこくん
マーチさんのコンテンツにマインドセットが多いのはそういうわけがあったんですね!

マーチ
マーチ
マインドセットはお金がなくても学べるうえに、その効果は絶大だと感じているよ

自己投資は貯金の先にあるもの

 

このように自己投資して
ネットで個人ビジネスを学ぶことにより
人生が好転していくこともあるでしょう。

しかし、それは貯金がない人には
ほとんど当てはまらないと思います。

また決裁権のない主婦や学生にも
同様のことが言えるかもしれません。

なぜならビジネスは、
大きなリターンが期待できる代わりに
自分で責任を負う覚悟を持つ必要があるからです。

 

  • 貯金がない
  • 決裁権が自分にない
  • 思考力・忍耐力がない

 

このような状況・状態であるなら、
まずは貯金をしたり
思考力や忍耐力を磨いたりすることが先決です。

 

で、やっぱりこの話の結論は

自己投資する前に貯金しよう!

ということになるんですね。

なぜなら貯金することで、

  • 経済的余力ができる
  • 思考力忍耐力が就く

という2つの利点があるからです。

 

貯金をしている間は、
遊びや付き合いに興じる回数が減り、
買い物ひとつとっても頭を使います。

  • 「必要性のある飲み会か?」
  • 「費用対効果の高い買い物か?」
  • 「これは浪費ではないのか?」
  • 「将来に繋がる出費なのか?」

常にこういうことを考えるので、
お金を守る力がガンガン上がっていきます。

つまり【思考力】が養われるわけです。

貯金中には当然【忍耐力】もつきますし
【経済的な余裕】も作られていくので

まさに“一石三鳥”です。

自己投資を考えるのは、
それからでも全然遅くありません。

むしろそこから始めないと、
無駄な自己投資に終わるリスクが高いでしょう。

 

まずは貯金から始めよう

 

実際、豊かな人生を築くために、
自己投資してビジネスを学ぶことも大切です。

ただ、
自己投資をブーストさせるベースとして
考える力や継続する力が必要不可欠となるので、
まずは貯金しながら自己を高めていきましょう。

 

貯金は決して守りのためではなく、
攻めるために行うものだということですね。

 

ビジネスは
決して博打的なものではありません。

コンサルを受けて、

「ワンチャン成功するかも…!?」

みたいな世界ではないのです。

 

ただ、以下の3つ、

  • 思考力
  • 忍耐力
  • 経済的余力

があるかないかが重要。

 

この3つがなければ、
どんな自己投資も効果は期待できないでしょう。

ただ一方で。

この3つが揃ってれば、
ビジネスで自己投資した時にブーストがかかる。

そうなってこそ
初めて“勝ち筋”が見えてくるのです。

 

そして、思考力・忍耐力・経済的余力は、
前向きな貯金によって得られます。

だからこそ、
自己投資よりも『まず貯金』から。

闘いの備えとしての貯金が作れる人は
そこで思考力・忍耐力もも付きますし、
そうなれば余裕を持ってビジネスに取り組めます。

この話がわかる人ならきっと、
ビジネスの自己投資もうまくいくでしょう。

無策の自己投資ほど無駄なことはありません。

ビジネスは長期戦ですが、
その戦いは自己投資する前から始まっているのです。

なので決して焦らないで、
まずは貯金から始めてみてくださいね。

https://luckymarch.com/archives/15414