悪口や陰口は麻薬です。
瞬間的に気分が『スッと』します。
しかし、
その後で必ず身の破滅が待っています。
僕たちはこのことをしっかりと理解し、
悪口・陰口と縁を切らなければなりません。
特にビジネスをする身であれば、
ここは厳重注意すべきポイントです。
ではその理由について
詳しく解説していきたいと思います。
悪口・陰口は麻薬
基本的に人は、
自分の“存在価値”に
漠然とした不安を抱えているのです。
そして、
その不安を消そうとするために、
自分と他人を比べることもあります。
それが自然と
悪口のような感じになっていくのは、
結構、よくあることなのです。
社会生活を営む中で、
自分を守るために
他人を牽制したくなることがあります。
一時のストレス発散にはなるので、
それが悪口や陰口といった形となるわけですね。
そして、そのストレス度合いによっては
かなり攻撃的な内容になることもあるでしょう。
ただ、それでも
一時のストレス発散でしかないので、
終わりがくることがありません。
気分をスッとさせたいがために
必ずまた悪口・陰口に頼ります。
そして徐々に人生が狂ってしまうのです。
悪口や陰口は麻薬です。
麻薬は法律で取り締まられていますが、
悪口・陰口は自分で律しなければなりません。
だから放置したままの人も多いのですが、
悪口・陰口が人生を狂わせることは
ちゃんと認識しておくべきことなのです。
悪口や陰口にはリスクがつきまとう
悪口や陰口はリスクが高すぎます。
確かにスカッとするかもしれませんが、
その代償となるリスクが割に合ってないのです。
そもそも、悪口や陰口で
ストレスを発散させたところで、
その話を聴いている相手や
第三者が同意しているとは限らないからです。
仮にあなたの苦手な人をAさんとします。
Aさんに対する不満を、
あなたが誰かに話したとしましょう。
その時、悪口や陰口を言って
気持ちがスッとするかもしれません。
ただ、その話を聞いた人がAさんに
「◯◯さん（あなた）がこんなことを
言ってたから気をつけた方がいいよ」
と言って忠告することが
考えられないでしょうか？
その場の陰口というのは、
見方によっては『美味しいネタ』なのです。
人を脅すことにも使えるし、
それを第三者に伝えることで
自分は味方だとアピールすることもできます。
そこまでしなくても、
その秘密を共有して盛り上がるくらいのことは
普通に考えられることではないでしょうか。
それが伝言ゲームのように巡って
最終的に本人の耳に入る
というリスクは否定できません。
もし第三者からAさんの耳に
「あなたが悪口を言っていた」
と知らされればどうなるか？
あなたが直接Aさんに悪口を言うよりも
遥かに『悪い印象』を与えることになります。
弁解の余地はありません。
他人を介して
悪口を言われていた事実を知ってしまうと、
話がかなりこじれてしまいます。
たとえ冗談でも
冗談では済まされなくなります。
引用元：みんなエスパーだよ/GAGA
本人不在という状況での悪口は
『欠席裁判』といって、
決してフェアな行為とは言えません。
どんなに正当な理由があったとしても、
悪口や陰口が相手の耳に入ってしまえば、
大きなトラブルを抱えるリスクを伴います。
悪口を言われた相手は失望し、
あなたへの批判の感情を抱くでしょう。
相手次第では、
思いもよらぬ反撃に遭うかも知れません。
そうなると、誤解を解くのも大変です。
誤解が解けたとしても、
しばらくの間は不信感は残るので、
あなたの信頼に傷がついてしまうのです。
悪口・陰口は言われます
どんな人でも悪口を言われます。
それが真実でない場合もあります。
だけど、それでも
あなたは悪口を言わないでください。
悪口を言う人と
同じ土俵に上がってはいけないのです。
誹謗中傷や風評被害にあったとしても、
相手にしてはいけません。
憤慨する気持ちはわかります。
しかし、あなたがどう思おうと、
人の口に戸は立てられません。
大事なのは
相手と同じレベルに
自ら降りていかないということです。
そんな時に気をつけることは
怒りで身を焦がさないこと
この一点に尽きます。
悪口や陰口は麻薬です。
そこであなたが同じことをすれば、
あなた自身の人生が狂っていきます。
そんな時に
やるべきことは唯一つだけ。
そんな人間に一秒も時間を使わず、
自分のための時間をいつも通り過ごす
たったこれだけです。
悪口を言っている時間というのは、
思考や手が止まっている状態。
相手がそんな状態の時こそ、
あなたは普段と変わらずに
ガンガン前へ進んでいきましょう。
相手は進んでいない。
でも、自分は進む。
そういう選択をしてください。
自分のベクトルを嫌な相手に向けない
そうすれば
どんどん相手から離れていけます。
悪口・陰口を言わないスタンス
どんな人にも、長所と短所があります。
よく言われることですが、
正義の反対は悪ではありません。
正義の反対は、
もう一つの正義であり、
もうひとつの異なる考え方です。
結局のところ、悪口や陰口も、
それぞれが自分の正しさを
主張しているだけに過ぎないのです。
悪口を言う人は、
その人に関心があるのです。
本当に関心がなければ、
そもそも悪口を言う対象になりません。
本当は上手くやりたいけど、
上手くやれないフラストレーションが、
悪口や陰口という形で現れているだけなのです。
あなたはそのことを理解し、
敵愾心を抱かずに、
相手のそのやりきれなさを
大人の気持ちで理解してあげてください。
相手を変える必要はありません。
ただそっと離れること。
それが優しさなのです。
誤解してほしくないのですが、
それは決して冷たい態度ではありません。
人の成長を信じ、
待ってあげてほしいのです。
そのために相手にせず、
正しい生き方を
その背中で示してあげてください。
そうすればお互いに傷つかず、
物事が良い方向に進んでいきますよ。
本当は誰も、
悪口や陰口なんか
言いたくないのだと思います。
だけど、心が傷ついてしまうと、
人は間違うことだってあるのです。
特に現代は
匿名でSNSが使えることもあって
悪口や陰口を止めるのが難しい時代。
しかし、
時間は不可逆的なので、
僕たちは先手を打って
賢くなっていかなければいけません。
悪口・陰口とは縁を切りましょう。
そして、良い仲間同士、
励まし合ってがんばっていきたいですね。
