子供と一緒にお出かけ、てんしば

 

今回は、理想の子育てとは何かについて話をしていきます。

 

理想の子育てと一言で言っても、良い教育を受けさせたり環境の良い場所で生活をさせたりと、人それぞれイメージするものがあると思います。

ただ、個人的に考える理想的な子育てとは、親が幸せだと子供に伝えることではないでしょうか?

 

そして、その逆を知ること。

その逆というのは、『子供が親を育てている』ということです。

 

ではこれから、『理想の子育て』と『子供の親育て』について詳しく見ていきましょう。

 

理想の子育てと現実の子育て

 

子育てというのは大変です。

たとえまだ独身の人でも、このことについて相違はないでしょう。

そして、実際に親になると、この思いはますます強くなり、子育てがいかに大変でストレスが溜まるものかを痛感することだと思います。

 

しかし、それでも親は、自分の理想とする子育てをしようと、日々奮闘するものです。

子育てには悩みがつきません。

近頃は特に、共働きの家庭が増えたことで、経済的な不安を抱えたり、サポートが足りなかったり、余計なストレスを抱えることも多いようです。

 

たしかにそれらの問題は、親が解決すべきこととしてプレッシャーがかかります。

理想の子育てとは遠く離れた現実に、ついイライラを家族にぶつけることもあるでしょう。

 

ただ、ここで忘れてはいけないのが、子供はそのストレスとは無関係だということ。

子供には親がストレスを抱えている理由がわからないので、お父さんやお母さんがツラそうだったりイライラしていたりすると、子供はそれを見て困惑するのです。

仮に親が攻撃的だと、その矛先が弱い者へと向かい、その結果子供が萎縮し、当然、子育てにも悪い影響を与えることになるでしょう。

 

反対に、親がストレスを我慢していた場合でも、やはりその負の感情が子供に伝わってしまいます。

 

「うまくやろうとしているのにうまくいかない…」

親にとって子育ての理想と現実のギャップに苦しむのはツラいことですが、どういう形であれ、それが子供に伝わってしまうことが、親として一番ツラいことですよね。

 

どんな親に対しても言えることですが、最初から子育てがうまくできるわけではありません。

ましてや子供はイレギュラーなことを沢山するので、子育ての理想が高すぎてしまうと、無意味にストレスを抱えることになるでしょう。

しかし、それでは『本末転倒』だということですね。

 

理想の子育てとは親が幸せでいること

理想の子育てができているイメージ

 

僕たちが子育てで間違ってはいけないことは、子供がのびのびと育つ環境というのは、親の精神状態によるところが一番大きいということ。決して、お金や環境ではないのです。

 

結論から言うと、理想の子育てとは親が幸せでいることです。

親が幸せそうにしているだけで、子供は安心して成長していくことができるのです。

 

しかし、仕事や外でのストレスを家に持ち帰ってしまうと、親の粗相に対してイライラをぶつけてしまうかもしれません。

実際、子供にイライラをぶつけたところで、自己嫌悪に陥ってしまうだけなので、それがまたストレスをこじらせる原因になってしまうので注意が必要です。

 

逆に、これは育った環境が、必ずしもその後の人生に影響を及ぼすわけではないことからもわかります。

 

たとえば、昔からよく「自分の家は貧乏だったから、自分の人生はうまくいかない」と結論付ける人がいます。しかしその一方で、「自分の家は貧乏だったから、自分はそれをバネにして成功した」という人もいるでしょう。

まったく反対に、「あの人の家はお金持ちだったから、苦労なく幸せそうなんだ」と考える人がいれば、「あの人の家はお金持ちだったから、人の気持ちずに不幸せそうなんだ」と考える人もいるかもしれません。

 

このように同じ環境で育ったとしても、人によってまるっきり正反対の結果になるのは、実は親の精神状態によるところも大きいからなのではないでしょうか?

もちろん、そういう可能性が高いというだけの話です。

ただ、わざわざこうして話をお伝えしているのは、親の影響で自信を持てない、親がいるから自分のやりたいことができないと言う人が少なくないからです。

 

これは、子供がいかに親の顔を伺っているかを物語っています。

子供が何かに挑戦しようとしたいと思った時に、親がイマイチ幸せそうにしていないと、思い切ってそれを実行に移すことが出来ません。

それに、親の方も子供のしたいことを応援できないものです。

 

中には、「お金や時間がないから、物理的に応援できないこともある」と考える親もいるでしょう。

しかし、子供は非常に柔軟に自分の世界を受け入れることができるので、どんな環境であったとしても大人ほど問題を大きく考えることはありません。

そんな時、親がどんな状態であれば理想的であるかは言うまでもありませんね。

 

理想の子育てとは、親が子供に良い環境を与えることではなく、どんな時でも幸せに振る舞っていくことなのです。

そこをしっかりと守っていくことができれば、子供は身の丈にあった幸せを見失うことなく、のびのびと成長していけるということですね。

 

子育てをしながら親は成長していく

 

親が子育てをするのは当然ですが、そこには逆の意味もあると言われています。

それは、子供が親を育てるということ。

 

子供の成長は目に見えてわかりやすいものですが、実は親も子育てをすることで精神的に成長していきます。

たとえば、自分が子供を持つと、親が大きな愛情を持って自分をここまで育ててきてくれたことがわかってくるものですが、こういったことが身にしみてわかってくることは、人として立派な成長だと言えるでしょう。

 

子供は、親を成長させるために生まれてきます。

3歳までの子供の中には稀に、生まれてくる前のことを話すことあるそうですが、このような体験は非常に神秘的なものです。

 

最近観た『ルーム』という映画では、冒頭のシーンがこんなセリフから始まります。

 

昔々、僕が下りてくる前、
ママは毎日泣いて、
テレビばかり見てゾンビになった。

そして天国の僕が天窓から下りてきた。
ママを中からドカンドカンて蹴ったんだ。

僕が目をパッチリ開けて
じゅうたんに出てきたら
ママがヘソの緒を切って

“はじめまして ジャック”

 

引用元:映画『ルーム』より

 

なんとも不思議な話ですが、物語が進むに連れて、この親子の絆に自然と涙がこぼれてきます。

こちらの映画はおすすめなので、ぜひ、前知識なしでご覧いただければと思います。

 

映画ルームのポスター

 

親が子育てをするのは自然なことですが、子育てをしながら親は子供から勇気をもらうことも多いものです。

こんなにも小さな魂が、自分に生きる勇気を与えてくれるということは、親なら誰もが体験していることでしょう。そして親は、それをまた子供に伝えていきます。

 

同じように、子供がいるからこその親の幸せがあります。

その幸せは、親としてしっかりと子供に伝えていかなければなりません。

 

親が子育てをするように、子供もまた親育てをしているのです。

理想の子育てとは、この相互作用をしっかりと循環させていくことではないでしょうか。

 

豊かなこの時代において、何を理想とするかは人それぞれです。

しかし、親が幸せに毎日を過ごし、それが子供に伝わっていれば、それこそが理想の子育てだということですね。

そういう意味で、理想を追求していくと、色々と建設的なアイデアも出てくるし、少なくとも間違いの少ない子育てができると思いますよ。

 

なかなかうまくいかないことも多いですが、子育ては親子の幸せの相互作用で成り立つということを忘れずに、一緒にがんばっていきましょうね!