2017年は仮想通貨バブルの一年だったと言われていますが、その時によく目にした言葉が『靴磨きの少年の法則』です。

 

靴磨きの少年の法則とは「街角の靴磨きの少年たちが株の話をしだしたら、株価暴落の日が近い」という法則で、要するに株のことがよくわからないシロウトが”儲かる”という理由だけで株を買い始めたら相場がおかしくなるという意味ですね。

 

今回は、この法則をネットビジネスに置き換えるとどうなるのかという話をしたいと思います。

靴磨きの少年の法則

靴磨きをしている少年のイラスト

インターネットを使ったビジネスをしていると、2017年は嫌というほど仮想通貨やビットコインの話題が目に飛び込んできた一年でした。

2017年初頭からビットコインを筆頭として仮想通貨が盛り上がり、私自身も一時期はFXをしていたこともあってその経過を気にしてはいたのですが、蓋を開けてみればこの一年間でその価値が7~8倍になるという驚異的な結果となりました。

これは投資の世界ではほとんどあり得ないことです。

 

これは、仮想通貨のことをよくわかっていない層が「資産が増える」という理由でビットコインを購入し始め、年末に向けてその価値を加速させたビットコインがさらにヒートアップし、冬のボーナスを仮想通貨につっこんだ人が大勢いたことが一因として働いたからでしょう。

ちょうどこの時にネット上で話題になったのが『靴磨きの少年の法則』で、テレビで仮想通貨の取引所のCMが流れ出してから、「そろそろビットコインもヤバイんじゃないか?」という噂が広まったのです。

そしてその後、某仮想通貨取引所がハッキングに遭ったこともあり、たった一ヶ月でピーク時の半分以下に価値が下がってしまったというのが現時点での状況です。

 

元々、この靴磨きの少年の法則は1929年の世界大恐慌の時の話だそうで、当時ニューヨークの街角で、ある有名投資家が靴磨きを頼むと、その靴磨きの少年から「旦那、何か良い銘柄がありませんか?自分も儲けたいんだけどよくわからないから」と訊かれ、彼らのようなシロウトまで株に興味を持ち出したのであれば相場も崩れだすだろうとすべて売り払ったところ、時を待たずして大暴落が始まったことから始まっています。

つまり、シロウト連中が参加し始めたら、株や通貨取引のような業界も限界が近いことを表しているという話です。

これは、ゼロサムゲーム(誰かが儲かれば誰かが損をするゲーム)が前提にあるからこそ、靴磨きの少年の法則が当てはまるのだとは思うのですが、これと似たようなことはどの業界でもあるような気がします。

靴磨きの少年の法則とネットビジネス

チャンスを掴むタイミング

まずはじめにネットビジネスはゼロサムゲームではないので、靴磨きの少年の法則がそのまま当てはまることはないでしょう。ただ、バブルが起きて終焉を迎えるまでの部分においては、この靴磨きの少年の話が教訓になるのではないでしょうか?

今後はインターネットを使ったビジネスがさらに加速していくと考えられるので、いつぞやのトレンドアフィリエイトやYouTubeアフィリエイトのようにネコも杓子も参加するようなバブル(といっても、今回の仮想通貨のようなフィーバーではない)がくることもあるかもしれません。

現在のインターネットテクノロジーの目覚ましい進化と発展を見れば、新しいSNSや何か画期的なプラットフォームができれば、すぐに世の中に広まることも容易に想像できますし、それに伴ったビジネスが生み出されるのは必然だからです。

 

ここで問題にしたいのは、いつチャンスを掴むべきなのかということ。

今後のビジネスではインターネットが必須なので、そのチャンスはネットビジネスがベースであることは言うまでもありません。それを前提に話をしていきたいのですが、今回のような仮想通貨バブルや少し前の新興株フィーバーといったものは、そう簡単に起きるものでもないですよね。

ただ、どんなバブルだとしても、先を読んで動いた人が儲けたことだけは事実です。

 

でも、それは誰でも考えますよね?

 

ビットコインを20万円の時に買っておけば…

民主党時代にドル円を買っておけば…

もっと早くにアフィリエイトをやっておけば…

 

でも、ここでよく考えてみたいんですけど、靴磨きの少年はなぜ株を買おうとしたのでしょうか?

靴磨きの少年というのは、街角で靴磨きの仕事をしているくらいですから、おそらくそれほど学もないし裕福でもないのでしょう。しかし、そんな彼は”株がなんだか儲かるらしいぞ”という噂を知って株を買おうとしている。彼が実際に株を買ったかどうかはわかりませんが、とにかくその動機が周囲に影響されたことによるものだということだけはたしかでしょう。

一方、本当に儲けてる人というのは、バブルや他人など関係なくそのことだけやり続けることができる人です。

もちろん勝機を感じている部分もあると思いますが、バブルの波や他人が儲けているかどうかは二の次であり、そういう人はたとえバブルが去ったとしても大きな影響を受けることはないでしょう。

つまり、周りが儲かっているから何かを始めるタイミングというのは、実は一番バッドタイミングなんじゃないの?ってことなんですよね。

靴磨きから抜け出せない少年

夢と現実の歯車

ネットビジネスをしていると、よく「◯◯って稼げますか?」という質問を受けることがあります。

しかし、こういう質問をすること自体、靴磨きの少年と同じレベルなのです。

本質的なところに目を向けず、稼げるかどうかでビジネスを捉えている限り、どんなノウハウを購入して実践したところで成功を手にすることはできません。もちろん、お金を稼ぎたいという動機でビジネスを始めることは悪くありませんが、いつまでもそこに囚われてしまっていては先に進めないということですね。

 

靴磨きの少年の法則は、株や為替のような投資だけに通じる教訓ではなく、今後のネットビジネスの急成長を考えてみても何となく当てはまるところがあるのではないでしょうか?

トレンドアフィリエイトにしてもYouTubeアフィリエイトにしても、今では簡単には稼げないという人もいます。

しかし、その指摘も一時期においてドシロウトでも稼げた期間があっただけの話であり、本質的にやるべきことは変わっていません。むしろ、参入者が減ったおかげで『稼ぎやすい』と考える人たちもいるのです。

 

結局、やるべきことがブレない人は、環境や時代に振り回されることがありません。

そこに気づかずに、いつやってくるかわからないバブルを待ち続けるだけの人生じゃ、靴磨きの少年からは抜け出すことは難しいでしょう。

自分で考え、自分の中で「これなら上手くいくはずだ!」というものを見つけてください。

そして、それをやり続けていけば、いつか必ず時代が追い風になり、あなたを成功へと後押ししてくれることもあるでしょう。ただ、それは自分がやり続けてきたことに対しての副産物なので、それを動機にしてビジネスを始めると痛い目に遭うかもしれないことだけは注意が必要です。

 

私がトレンドアフィリエイトを始めたは2015年ですが、その時でもすでにブームは去ったと言われていました。

しかし、現在においてもトレンドアフィリエイトで収益を上げている人は大勢いますし、個人的にもライバルが減った分、がんばる人が稼ぎやすくなった市場になりつつあると感じています。

この”がんばる人が稼ぎやすい”というのが重要で、ラクに片手間でお金を稼ごうとする人が減れば、その分だけちゃんと勉強して作業している人のところにお金が入ってくるので、ある意味市場の正常化と言えるかもしれません。これは、仮想通貨で甘い汁を吸おうと考えている人たちと比べると、勤勉でまじめな日本人とってはありがたい状況だと言えるでしょう。

今回の話をまとめると、時代に流されるのではなく、時代が流れる先を見て、どうやっていけばいいか考えることが、靴磨きの少年から抜け出す唯一の手段だということですね。