今回は、ブランディングとは何かについてわかりやすく話をしていきます。

 

今やインターネット上は、自分の存在感がなければ他に埋もれてしまう時代です。

インターネットを使ったビジネスをするのであれば、他人があなたを発見できなければ商売そのものが成り立たなくなってしまうでしょう。

そんな時は、私たちはネット上で自分の存在を認知してもらい、ブランド力を上げて自分という存在をアピールしていかなければなりません。

 

このうちインターネット上で自分の存在を認知してもらうのは、表技・裏技を含めたテクニカルな施策をしたり、お金を使って広告を打ったりすることでカバーできます。

しかし、ブランディングがなければ最終的に”あなたから何かを買う”というところにつながりません。

 

これから、ブランディングをつけることでどのようなメリットがあるのか、その効果や作り方についてわかりやすく解説していきましょう。

ブランディングとは?

ブランディングのイメージ

まずブランディングとは何かを簡単に言うと、ブランドを構築するための取り組みのことです。

つまり、ブランド力をつけるための活動のことですね。

 

厳密に言うとブランディングは、『Self Branding(セルフ・ブランディング)』のことを指します。

セルフ・ブランディングは、自分自身におけるブランディングという意味ですが、いわゆる「シャネル」や「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」といった世間的に認知されているブランドとは意味が異なります。

つまり世間的認知がなくとも、お客さんが頭の中で価値を感じるのであれば、それはセルフ・ブランディングができているということになります。

 

ブランディングのメリットは2つあります。

 

 ライバルの無効化

 コアなファンの獲得

 

ブランディングをすることで、市場におけるライバル競争を無効化し、コアなファンを獲得することができます。

結果的に収益が向上につながっていくわけですが、これからはブランディングがなければモノが売れない時代に突入します。

次の項では、その理由について解説していきましょう。

なぜブランディングが必要なの?

なぜブランディングが必要なの?

今後インターネット市場では、この『ブランディング』がなければ成り立たないと言われています。

というのも、今は選択肢過剰の時代なので、お客さんの方も何を選んでいいのかわからないからです。

 

どれを選んだらええねん!

 

って、なってるのです。

 

現代は何を買うにしても品質は安定しているし、どれを選んでも不自由な思いをすることはありません。

つまり、基本的に『ハズレはない』のが普通。

言わば、それが最低ライン。

するとお客さんは迷うのです。

 

なので、多くのお客さんは安いところで物を買うようになりました。

少し前に流行った「他店よりも安く販売します!」という家電量販店の新聞の折込チラシは、正にその時代を象徴していたと言えるでしょう。

そんな感じで「ウチの方が1円でも安く売ってますよ!」ってやっていたのですが、結果的にそれが原因で価格の過当競争が沸き起こり、世の中はデフレ不況になってしまいました。

 

薄利多売のチキンレース

 

正にこの言葉通り、どれだけ安売りするかの我慢大会となってしまったのです。

そんなこんなしてるうちに、最終的に「made in CHINA」や「made in VIETNAM」といった賃金の安い国でものを生産・製造し始めるようになり、どんどん市場の価格競争は激化していったのです。

 

それが大体2000年代頃の話。

しかし、そんな時代も徐々に終焉を迎えます。

スマホが普及し、その場で価格を調べられるようになったからです。

 

そして2010-2012年辺りから、価格競争はネット上のECショップ(ネット上のお店)へと移り、今ではインターネットで価格競争というものが起こっています。

 

ここで面白いことが起こります。

その面白いこととは、ネットでは「どこが最安値か」検索で一発表示されるということ。

つまり同じ商品を売るにしても、たった1円でも安く価格を設定すれば『最安値』の称号を得られるのです。

お客さんはその”1円でも安い店”に集中し、さらにチキンレースが熾烈になっていったのです。

 

正に“しのぎを削る”戦いがネット上で繰り広げられているのです。

 

 

さて。

 

もしあなたがビジネスを成功させたいのであれば、このような安売りの過当競争に巻き込まれて勝てると思うでしょうか?

答えは「否」ですよね。

 

それに、お客さんからすると1円安く物を買うために、イチイチ色々なネットショップで物を買ったり、個人情報を登録したりするのは面倒なのです。

そんな時、お客さんが物を購入するかどうかを選ぶ基準は、間違いなく”ブランディング”重視になってくるのです。

 

たとえばスマホのシェア率は、基本的にAndroidとiPhoneで2分されています。

ここで2017年上半期(1月~6月)のスマホOSのシェア率を見てみましょう。

 

  Android iPhone/iOS   その他
世界  71.95% 19.59%   8.46%
日本 30.4% 68.9% 1%

 

世界的なシェア統計では、Androidが71.95%・iPhoneが19.59%・その他が8.46%でした。

しかし、日本のスマホ市場のシェア統計を見てみると、iPhoneがダブルスコアの大差をつけてシェアされています。

 

世界的なシェアを見てもわかるように、AndroidのスマホがiPhoneより機能が劣っているということはありません。しかし、日本でiPhoneが売れているのはアップルのブランド力がそれだけ強いということを意味しています。

 

いまやスマホは急成長中の一大市場となっていますが、熾烈を極める中において日本でiPhoneが売れている現実を見れば、それだけブランディングによる効果が高いことがわかるのではないでしょうか。

 

ブランディングの話をまとめると、お客さんは商品を見た時に「値段よりも価値がある」と感じたら購入してくれる、ということですね。

そしてその価値って、ブランディングによって作り出すことができるんですよ。

だからブランディングがないと、「あなたから商品を買う価値を感じられません」と言われているのと同じ。

 

つまりブランディングは

超絶重要

ということですね。

ブランディングの効果

なぜブランディングの効果、ファン化

先ほど、ブランディングは作り出すことができると話しましたが、めちゃめちゃ前置きが長くなりました(汗)

この項ではまず、ブランディングの効果について解説します。

 

改めてブランディングによるメリットを紹介しましょう。

 

 ライバルの無効化

 コアなファンの獲得

 

ネットビジネスではよく、メルマガを使ったDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)という手法が用いられますが、ブランディングをつけることでDRMの基本となる『集客⇒教育⇒販売』が非常に楽になります。

なぜなら、ブランディングつけることによって、情報発信に共感する人が集まり、情報発信に共感できない人は勝手に離れていくからです。

 

要するに、ブランディングができていれば、あなたに共感する人が引き寄せられてきて「あなただから購入する」という人が現れるということです。ここまでいくと、お客さんはセールスレターを読まなくても安心して商品を購入してくれるようになるでしょう。

 

たとえば、普通同じ商品を紹介した場合、色々な場所で値段の比較をされたりするのですが、ブランディングがしっかりと確立されていれば比較検討という行動自体がなくなるのです。

さらに信頼関係が築かれていくと、お客さんがファン化していきます。

そして、あなたとファン化したお客さんが価値のやり取りが膨らんでいけば、さらにコアなファンが生まれます。

 

しかし、ビジネスは常に順風満帆ではありません。

これは人生においても当てはまることですが、人気には浮き沈みがあります。

ただ、そんな浮き沈みがあった時でも、コアなファンはあなたの元を去ったりはしません。

それは心の大きな支えとなり、あなたはそんなファンの期待に応えるために「またがんばろう」と思えるのです。

ブランディングの作り方

ブランディングの作り方

ここではブランディングの作り方について見ていきましょう。

インターネットでブランディングを作るには2つの価値がポイントになってきます。

 

 機能的価値

 感情的価値

 

逆にブランディングは、この『機能的価値』と『感情的価値』の2つがなければ作ることができません。

 

機能的価値とは、商品の性能や内容の充実さのこと。

感情的価値とは、好きとか尊敬というプラスの感情のこと。

 

つまりブランディングとは、機能的価値と感情的価値の掛け算ということですね。

ではこれから、この2つの価値についてそれぞれ詳しく解説していきましょう。

機能的価値とは?

機能的価値とは?

機能的価値とは、お客さんにどれだけ役に立つものを提供できるか、どれだけ良いサービスを提供できるかという価値に他なりません。

わかりやすく言うと、その商品が持つ性能(スペック)の高さのこと。

 

まずはこの機能的価値を高めていきます。

ネットビジネスの場合であれば、コンテンツや販売する商材の中身を充実させるということですね。

コンテンツは文章でも動画でもどちらでも良いのですが、自分が主体とするものにおいて「この人すごいな」と思われるようなものを作っていくと良いでしょう。

 

結論を言うと、機能的価値を高めるには技量を磨いていくしかないのですが、ネットビジネスの場合はインプットしたことをそのままアウトプットできるので、たくさんの作業量をこなしているうちに、だんだん機能的価値が高まってきます。

いわゆる『量質転化』と呼ばれるものですね。

 

実際、「機能的価値」という言葉を使うと、初心者の人は何やら難しそうな印象を持つかもしれません。

しかし、量質転化を意識しながらインプットとアウトプットを繰り返しているうちに、かならずコンテンツの質や内容が充実してくるので、それほど心配することはないでしょう。

 

それに、ブランディングは絶対的な価値観ではなく、誰かにとって価値のあるものであれば成り立ちます

 

だから、現在のあなたの実力で良いものを作る意識さえ持っていれば、それは必ず誰かにとっての役に立つものとなるのです。

まずは「わかりやすく、丁寧なもの」を作るようにしていけば、機能的価値を作る目的はきちんと達成できるようになるはずですよ。

感情的価値とは?

感情的価値とは?

感情的価値とは、わかりやすく言うと「好きか嫌いか」ということですね。

当然、お客さんから「好き」と思ってもらえれば、感情的価値は高いということになります。

 

先ほど例にあげたiPhoneのブランディングは、実はこの感情的価値が高いからこそ売れているのです。

iPhoneよりも機能的価値が高いスマホは沢山あるのですが、iPhoneやアップル製品が「好き!」という人たちは、他の製品のスペックがいくら良くても感情的価値の高いiPhoneを選ぶのです。

 

この事から、

感情的価値>機能的価値

ということが言えるでしょう。

 

ではネットビジネスにおいて、この「好き」という感情をどのように作っていけば良いのでしょうか?

 

ネットビジネスは基本的に情報を発信するので、その発信者の価値を高めていくことで商品が売れていくようになります。

つまり、自己本体価値を上げていけば、自然と商品も売れていくということですね。

 

セールスの世界では「トップセールスマンは商品を売らずに自分を売っている」という有名な言葉がありますが、インターネット上ではこの言葉が『ブランディング』という言葉に集約されていると考えてほぼ間違いありません。

 

しかもインターネットではレバレッジがかかるので、エグいくらい効果があります。

ネット上のブランディングをうまく活用しているYouTuberたちや、FacebookやTwitterで集客をしているノマドワーカーたちを見れば明らかで、彼らはソーシャルメディアを使ってうまく自分たちをブランディングし、アピールしています。

彼らがそれで自由なライフスタイルを送ることができるのは、この機能的価値がうまく作用しているからに他ならないのです。

ブランディングの作り方をもっと詳しく!

ブランディングとは?

ブランディングを作るためには、機能的価値があることを前提に、感情的価値をつけていくことが重要になってきます。

感情的価値を高めるには、自己本体価値をアピールしていくことが重要です。

 

ここでよくある勘違いなのですが、自己本体価値とは元々あなたの中にある人間性や人生観や体験であり、ニセモノの価値を自分に貼り付けることではありません。

たとえば、お金持ちでもないのにセレブのように見せたり、まだ大して稼いでもいないのにいかにもビジネスで成功しているように見せたりすることではない、ということです。

 

それはNGなのです。

 

自分の表現の仕方を工夫するのは良いことですが、決して『嘘』をついてはいけません。

嘘で塗り固めたブランディングはすぐバレるという理由もあるのですが、そんな背伸びをしなくてもブランディングをつけることができるので、無理したり嘘をついたりしなくても良いことだけはしっかりと頭の中に入れておきましょう。

 

話を戻しましょう。

自己本体価値を高めるポイントは4つあります。

 

  1. コンセプト
  2. キャラクター
  3. ストーリー
  4. デザイン

 

この4つの題材について、それぞれ自分の中にあるものを紙に書き出していきます。

 

コンセプト=あなたの中の世界観や信念

キャラクター=人から感じが良いと言われている部分

ストーリー=あなたの経験や体験談

デザイン=あなたの身なりやライフスタイル

 

今の自分の価値観と自分の理想とする価値観を含めて、思うがままにペンを走らせていくといいでしょう。(もちろんテキスト入力でもOKですが、その後にそれをプリントアウトしましょう)

そうして、今の自分と理想とする自分を埋めることを意識しながら、毎日その紙を音読するのです。あるいは、常に見えるところにそれを貼っておきましょう。

 

そうすれば、他者があなたのコンテンツに触れた時の感情的価値は自然と高まっていきます。

不思議に思うかもしれませんが、感情的価値は意識するのとしないのとでは”天と地ほどの差”があります。

ぜひ、試してみてくださいね。

あなたというブランドを人に伝えよう

あなたというブランドを人に伝えよう

もしもあなたにブランディングがあっても、それが人に伝わらなければ意味がありません。

 

インターネットでは、すべての媒体でブランディングを伝えることができるので、自分というブランドををメディア化して人に認知してもらうことが大切です。

サイトのデザインやコンテンツ、コメントへの返信など、あなたから発信するあらゆることが、あなたというブランドを型取っていくので、ネットを使って不特定多数の人へどんどん発信していきます。

そうすれば、必ずあなたに共感する人が出てきます。

 

ブランディングとは、あなたの価値を伝えることです。

つまり『自分の本当の価値をどう表現し、それをどう伝えるのか考える』ということ。

 

あなたというブランドが、絶対的なものである必要はありません。

ただ、誰かにとって価値のある存在だと気づいてもらえば、それで立派にビジネスが成り立つのです。

インターネットがそれを可能にしてくれるのですから。

 

長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。