今回は作業に集中できない時の対処法Part2です。

 

マルチタスクとは元々パソコン上の複数処理を指す言葉で、私たちの日常でも同時進行で作業する時などに使われていますよね。

つまり『効率を上げるために複数の作業を並行して行う』ということです。

 

ただ、マルチタスクは仕事の効率化に役に立ちそうですが、マルチタスクが原因でネットビジネスの作業に集中できないこともあるので注意が必要です。

そんな時はやはりそのやり方を見直す必要があるので、これからマルチタスクの弊害や作業に集中できない時の対処法について詳しくみていこうと思います。

マルチタスクはなぜダメなのか?

マルチタスク

ネットビジネスはパソコンを使って作業をするので、作業自体がマルチタスクになりやすい環境です。

記事を書きながらネットで情報を集めるなど、インプットとアウトプットを並行してこなせるのがパソコンの利点でもあるからです。

 

しかし、一見便利そうなマルチタスク作業にも弊害があります。

人間は労力が分散されやすい環境の下では集中力の維持が難しくなるからです。

本来は記事作成や動画撮影などのコンテンツ作りをすべきなのに、途中で他のサイトで情報収集に没頭してしまったり、フェイスブックやツイッターにログインしたりして、メインの作業が終わらないという状況を生み出すといった状況など、まさにマルチタスクの弊害と言えるでしょう。

『心ここに在らず』という状態に陥ってしまうわけですね。

 

ただ実際のところ、複数のことを並行して行うこと自体は難しくありません。

たとえば女性の脳はマルチタスクなので、テレビを見ながらメールのやり取りをしたり、洗い物をしながら家族と会話をしたり、いわゆる『ながら』を当たり前のようにこなします。そして男性の脳はシングルタスクなので、ひとつのことに集中する傾向が強いと言われています。

 

これは狩猟採集時代の名残が原因です。

元々、女性は、一族や集落の人との調和を保ちながら住処を守っていたので、常に周囲に気を払う傾向があります。それに対し、男性は獲物を獲るために狩りに集中しなければ生きていけなかったので、ひとつのことに集中しやすい傾向があるのです。

同じ人間でありながらも男性と女性で脳の使い方が異なるのは、長きに渡って培われた本能がDNAとして受け継がれているからということですね。

 

ただ、マルチタスクではっきりさせておかなければならないことがあります。

それは『人は一度にひとつのことしか集中できない』ということ。

つまり、複数のことを同時進行していても、集中してできることはひとつだけなのです。

 

ネットビジネスで集中して作業ができない状態に陥るのは、集中する対象がどれなのかはっきりしていないことが原因です。

たとえば、音楽を聴きながら記事を書く作業をするとします。

その時、集中して行う作業が記事を書くことで、音楽がボーカルなしのインストゥルメンタルをBGM(バックグラウンド)として流すのであれば何も問題ないでしょう。しかし、セットした音楽が興味を誘うようなものだったした場合、集中すべきはずの記事作成より音楽に意識が行ってしまって、優先順位が入れ替わってしまいます。

結果的に記事作成がなかなか進まず、本来目的としていたことが達成できなくなってしまうのです。

 

マルチタスクは、集中する対象をはっきりさせてなければ、効率的どころか非効率的な作業する結果になります。

ネットビジネスの作業はマルチタスクになりやすい環境なので、しっかりとこのことをインプットしておく必要があるのです。

マルチタスクよりシングルタスク

シングルタスク

ネットビジネスで作業をしている時、途中で集中力が落ちてしまうことがあります。

もちろん様々な原因が考えられるのですが、一番の原因は集中すべき対象をはっきりさせないままマルチタスク作業を行って、心ここにあらずの状態に陥っていることでしょう。

 

であるならば、いっそのことマルチタスクはやめて『シングルタスク』で作業することをおすすめします。

シングルタスクで作業するのは非常にシンプルです。

ただ優先順位をつけて、ひとつひとつ作業を片付けていくだけ

そして、その作業をやり切るまでは他のことは一切手につけないのです。

 

たとえば、一旦記事を作成すると決めたら、書き上げるまではフェイスブックなどのSNSにはログインしないということです。

もちろんSNSのログインだけではなく、スマホでメールチェックや動画を見るなど余計な作業は一切シャットアウトします。

本質は『思考と行動を一致させるため』です。

 

ネットビジネスはコンテンツ作りが重要なので、シングルタスクで集中する手法はかなり作業効率を高めてくれるでしょう。

実際、スタンフォード大学の研究チームがマルチタスクとシングルタスクの仕事の効率を比べた結果、シングルタスクの方が早く仕事が片付くというデータも出ています。

それどころか、マルチタスクはかえって生産性を下げることもわかっているので、シングルタスクで作業しない理由がありません。

 

シングルタスクで仕事を片付けることがいかに価値が高いかを示す話として、若き日のフレデリック・テイラー(科学的管理法の父)と鉄鋼王アンドリュー・カーネギーのエピソードを紹介しましょう。

当時、すでに鉄鋼王という名を馳せていたアンドリュー・カーネギーは、駆け出しのコンサルタントだったフレデリック・テイラーに「君が経営について聞くに値することを言ったら、1万ドルをやろう」と言ったことがあったそうです。

テイラーは答えます。

 

「では、あなたにできる重要なことを10個書き出して、それをひとつずつ実行してください」

 

そして後日、テイラーは1万ドルの小切手を受け取ることとなりました。

 

もしも無意識のうちにマルチタスク作業を行っていて、どうもコンテンツ作りに時間がかかってしまうと悩んでいる人は、ぜひシングルタスク作業を取り入れてみてください。

シングルタスクでの作業に慣れてくると、短時間の集中力でかなり効率の良い作業をこなせるようになるはずです。

作業に集中できない時の対処法まとめ

マルチタスクをやめよう

最後に、ネットビジネスで作業に集中できない時の対処法をまとめておきます。

 

 マルチタスクをやめる

 優先順位をつける

 何が重要か考える

 過去や未来を考えない

 

ネットビジネスのコンテンツ作りを集中して行うには、この4つのポイントを抑えておけば問題ないでしょう。

特に時間のあまり取れない人は要チェックです。

それではひとつずつ詳しく解説していきましょう。

マルチタスクをやめる

マルチタスクからシングルタスクへ

パソコンを使う時、『色々なことを同時進行できる』というのは非常に大きなメリットです。

むしろパソコンはマルチタスクで使ってこそというところもあるので、ネットビジネスも必然的にマルチタスクで行うのが当たり前となっています。

 

もしもネットビジネスの作業中に集中力が落ちたり、予定していた時間よりもコンテンツを仕上げる時間をオーバーしたりすることがあるならば、思い切ってマルチタスクをやめてみましょう。

そして、シングルタスクで作業するようにしてください。

 

マルチタスクがうまくハマってない時は、集中できず作業も中々進まない上にミスも多くなります。

これは、物理的にやっていることと、頭で考えていることが一致していないからです。

このような状態が頻繁に起きるようならば、作業をしながら頭で別のことを考えるクセがついています。シングルタスクに切り替えない限り、集中力が回復することがありません。

 

要は作業をひとつひとつ完結させていくだけです。

集中できない時は、思考と行動が一致していないので非生産的になっています。

まずはそういう状態を生み出さない環境を作ることが大切だということですね。

優先順位をつける

優先順位をつける

この記事を読んでいる人の中には、やるべきことが多すぎて何から手をつけていいのかわからなくなってる人もいるかもしれません。

そんな時はまず考えるのをやめて、一旦深呼吸をして心を落ち着けてから、やるべきことをリストアップしていきましょう。

自分の目標を叶えるために、重要なことを思いつくままに書いていきます。

 

重要なことを書き出していくと、いくつかの重要な項目が浮かんでくるので、そのひとつひとつに優先順位をつけていくのです。

しっかりと自分のすべきことに優先順位をつけておくと、余計な思考に振り回されることなく思考と行動が一致してくるようになります。

何が重要か考える

何が重要か考える

ネットビジネスで作業する時は、常に何が一番重要かを考える必要があります。人はしばしば重要でないことに貴重な時間を費やしてしまうことがあるからです。

もちろん、話はそう簡単なことではないでしょう。

 

日常の中では様々な用事が舞い込んできます。

人からの頼まれごとや、定期的にしなければならない決まりごとなど、まったく重要でないこともしなければならない時もあります。

しかし、ネットビジネスで成果を上げようと思うのなら、常に何が一番重要なことかを考え、そのことに集中する時間を自分で選んでいかなければなりません。

 

そのためには先ほど書き出した優先順位表を見て、重要度の高い順からひとつずつ集中して片付けいくのがベストです。

終わったら次。それが終わったらまた次…といったように、優先順位の高い順からタスクを片付けていくと効率よく作業を行うことができるでしょう。

先ほどのテイラーとカーネギーのエピソードそのままですね。

 

重要なことに持てる力をすべて賭けましょう。

そうすれば集中力が途切れることなく、大きな成果を出すことができるはずです。

過去や未来を考えない

過去や未来を考えない

過去や未来のことが頭の中に詰まっていると、今この瞬間に行動するパワーが半減します。

それどころか、過去の失敗や未来の不安が足かせとなり、モチベーションが維持できずに挫折するきっかけとなるので注意が必要です。

 

ほんの少し先の予定についても同じです。

たとえば「覚えているうちにやらなくては」とか、「後でやろう」というアイデアがふと頭に浮かんで、ついそのことを考えてしまう状態ですね。

こんな些細な事でも、思考と行動が不一致を起こせば集中力を低下させます。

 

そんな時はその予定やアイデアを紙に書くと効果的です。

思い浮かんだアイデアやしなければならない予定などは、頭の中で放っておかずに紙に書いておくと、それだけで漠然とした焦りから解放されるだけでなく、そのアイデアも忘れることがないので一石二鳥です。

 

「過去を後悔・将来に不安…」作業に集中できない時の対処法にも詳しく書きましたが、私たちは過去や未来のことを思うことができても、過去や未来で行動することはできません。

つまり今この瞬間の行動だけが、未来を作り、過去を変えてくれるのです。

しっかりと地に足をつけて「今、何が重要なのか?」ということを常に自分に問いかけていきましょう。

 

 

ということで、今回はマルチタスクの弊害や、作業に集中できない時の対処法について詳しく解説してみました。

現代人はやるべきことが多く、大量のTO DOリストを効率よくこなそうとするがゆえにマルチタスクの弊害に陥ってしまいます。

しかし、それでは本末転倒です。

 

異端児として知られているPayPal(ペイパル)の創業者ピーター・シールは、常に社員たちに「最優先の役割をひとつだけ選べ」と言い、そのことだけを徹底させたことで高いパフォーマンスを上げました。

ネットビジネスでも、シングルタスクで作業効率を上げるのはかなり有効です。

ぜひ試していただければと思います。