1歳6ヶ月の子供を見てると本当に元気だなぁと思います。

男の子だからかもしれないけれど、よく笑いよく泣いて、バカみたいに走り回ってくるくると回って…。

それを眺めてるだけでだんだん頬のあたりが緩んできます。

年齢を重ねる度に、自分自身の野心や夢がなくなってしまうものですが、逆に子供の夢や将来について興味を持つようになったので、今回は夢についての話をしてみたいと思います。

夢がないのは悪いこと?

ファインディング・ニモ

夢がない人や、自分がどんな夢を持てばいいかわからない人は多いのではないでしょうか?

私も大それた夢を持っているわけではありませんが、42年間の人生を振り返れば、幾つかのささやかな願いは叶ってきたと思います。

たけど時々『夢がない』と悲嘆に暮れることがあるので、そんな自分に向けてメッセージを書こうと思います。

 

プロフィールにも書きましたが、女の子にモテたかったり、お金持ちになりたかったり、幸せになりたかったり、この10年間色々なことを一生懸命がんばってきました。そして、今の奥さんと出会い結婚できたことは、人生において夢が叶ったに等しい出来事だと思っています。

「ああそう、それはよかったね」と真顔で言われてしまいそうですが、誰にでもそんな出来事に1つや2つあるのではないでしょうか?

私は海外に行ったり、音楽を聴きにクラブに行くのが好きだったのですが、子供ができたら独身時代のような遊びはどうでもよくなってしまいました。そりゃいつかお金持ちになって、経済面で何不自由ない状態だったらたまには独身時代を懐かしんでみたいとも思うこともありますが、いまはそれなりに責任感というものがついて回るので、日々すべきことを一生懸命やるだけで精一杯。

 

時々、疲れに身を任せて「自分には夢がないよなぁ」って思うこともあります。

身も心も何不自由ない状態には憧れるけれど、日々やるべきことがあって大変。このままこの状態が続いて、いつかエネルギーが枯渇する日がくるんじゃないかと不安になることだってあります。

だけど最近は、夢がない自分もいいなと思うようになってきました。

それは決して自分の人生を投げ出したわけではなく、夢を持ってる人を応援することに生きがいを感じるようになってきたという意味です。

私より早く目を覚まして部屋中を走り回った挙句、録画しておいた『ファインディング・ニモ』をつけろと言わんばかりに、「んもっ!」とリモコンを手渡してくる子供を見て、思わず「フフッ」となってしまう。

 

ああ、夢って意識して持つようなもんじゃなかったっけな…。

 

素直に子供の姿を見て、なんとなくそのことを思い出します。

そして、そのときはじめて、夢に邁進していた過去の自分も、誰かのおかげで成り立ってた事実を理解できるのです。

今はきっとそういう時間。

 

私は夢がありません。

けど、視点をズラせば、夢なんてそんなに意識するものでもないかもしれない。

ひょっとしたら、再び夢中になれる何かを持つときがくるかもしれないけど、それまで誰かが夢を持って楽しんでる姿を見ながら、楽しく時間を過ごそうと思うのです。

夢がない人へメッセージ

夢がない人のイメージ

職場でもお酒の席でも、よく『夢を持て』的な話が出てきます。

夢を持たないと悪いことしてるような気にさせられるのは、実は日本の風土的な問題だったりします。

日本人というのは尻を叩かれて走るのが得意だから、それがずっと続いてるだけのことで、よくよく考えてみると、夢を叶える人より、夢が叶わなかった人の方が多いことを考えれば、必ずしも夢を持つことが正しいとは言えないところがあるのではないでしょうか?

 

大切なのは、そもそも夢を持つ人というのは、その多くは誰からも言われなくても夢を持つものです。

だから、そういう人たちが夢を持ったからうまくいったと言っても、無理に夢を持つことなんてできないし、持ったとしてもそのことで苦しんじゃうんです。その上、持った人のほとんどが成功できない。

それでもあなたは無理に夢を持ちますか?

 

夢を叶える人も凄いけど、夢を持ってる人も何だか凄いですよね。

「サッカーでプロを目指してる」

「声優を目指してる」

「年収1000万円を目指してる」

「留学して英語をマスターする」

「アメリカ大陸を車で横断する」

今、なーんにもない人が、これらのことを目指そうとしても、絶対に無理とは言いませんが、やっぱりちょっと難しいところはあると思います。

じゃあ、夢を持つなというと、そういうことでもありません。

 

大事なのは、今の自分より少し上を目指すことです。

他人を圧倒するような夢を語ることでも叶えることでもなく、今の自分に役に立つことや成長に繋がることをしっかりやることが大切です。いま自分が世話になっている人や場所に対して、何か役に立つことを考える。それで自分が1つでも先に進んで、今度はその一歩すら踏み出せない人のために何かをすることが大切なのです。

 

夢の多くは叶いません。

それが現実です。

先程例にあげた夢は、きっとあなたの周りの人にとってはどうでもいいことです。

声優になろうが、英語が話せるようになろうが、年収1000万円稼ごうが、余程特別な才能を感じない限り、あなたに縁のある人のためにならないものを誰が応援してくれるのでしょうか?

夢がない人は、無理に夢を持つ必要はありません。それよりも今必要とされてる場所で、あなたがやれることを一生懸命出し切っていくことが大切です。

 

夢を持てという風潮に流されないようにしましょう。夢がなければ成功しないわけではありません。夢がないなら、自分がやれることを一生懸命やればいいだけです。

焦ることなく、一歩ずつ。

そして、あなたの場所へ行くのに踏みとどまっている人がいれば、手を差し伸べてあげてください。下手に夢を持つよりも手応えのある未来が待っていると思いますよ。