君の名は。映画

『君の名は。』ネタバレ無し感想・評価!

映画『君の名は。』が全国公開されてから1ヶ月。

私が個人的に観たかった映画だったのですが、嫁さんの実家に子供を預けてなんとか念願叶って観てきました。

映画『君の名は。』は8月26日に公開され、1ヶ月間足らずですでに興行収入100億円突破。これは2016年の年間興行収入2位という成績で、1位『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の116億円を考えると、アニメ映画として如何にこのヒットぶりが凄いということがわかるかと思います。

ということで、『君の名は。』をネタバレ無しの感想・評価。これから映画を観る人に配慮して、できるだけふわっと感想を書いていきます。

 

『君の名は。』の指揮を取ったのはまだ43歳だという新海誠監督。代表作『秒速5センチメートル』は、大人が泣けるアニメ映画ということで、よくTSUTAYAなどでもスタッフがおすすめする一本として挙げられています。

私もこの『秒速5センチメートル』が好きなのですが、山崎まさよしの『One more time, One more chance』の歌詞と音楽があまりにもシンクロし過ぎて切な過ぎて、何度も観られません。

そんな新海誠監督が満を持して製作したのが『君の名は。』です。今回はロックバンドRADWIMPSの楽曲が見事にストーリーとリンクし、世界最大級に美しいアニメーションの世界へと誘ってくれます。

このハイレベルなアニメーションの世界は特筆すべき部分で、現実的なカメラワークではできないアングルでカットされてる部分など、普段、アニメは観ないという人はちょっと感動するのではないでしょうか?

もちろん、カメラワークのみならず、映像が『リアル』で高品質であること。これは『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版辺りから顕著ですが、実写と見紛ってしまうくらいのCG背景で思わず見入ってしまいます。

『君の名は。』の映像美に感嘆していると、次は、徐々にストーリーに引き込まれていきます。

 

今回はストーリーについてはあまり触れません。

ただ、『君の名は。』というタイトルに句読点『。』が付いているところや、新海誠監督が古今和歌集からヒントを得たというストーリーには、夢うつつな気分にさせられるのではないでしょうか。

そして、映画を見終わった後、なんとなく空を見上げてしまったり、心の奥から聴こえる声に耳を傾けたくなる…そんな内容です。

 

映画を評価することは楽しみの一つではあるのですが、『君の名は。』については、敢えて評価しなくてもリピーターが多いことから答えは出ているような気がします。誰がどのように感じ、どんな感想を持とうとも「それでいいじゃないか」って思わせてくれます。

ただ『君の名は。』を観て、人生に運命の傀儡(かいらい)のようなものを感じたり、夢の中にいたり目が覚めたりするような感覚を味わえるかもしれないので、この2時間はそれ以上の価値を与えてくれる可能性が十分にあると思います。

『君の名は。』は40代50代でもおすすめできるアニメ映画

私がアラフォーということもあって、『君の名は。』は40代50代でも十分におすすめできる内容となっています。この年代になると、子供を連れて映画を観に行く機会も増え、クレヨンしんちゃんやドラえもんを観てお父さんお母さんが涙することもあります。

まったく涙腺が弱くなって困る年齢でもありますが、その感性があれば『君の名は。』でもジーンとくるかもしれません。

ジブリや細田守監督のサマーウォーズのように、ヒットするアニメに共通するのは、子供からお年寄りまで他の登場人物の年齢層が幅広く、どの世代の人が観たとしても共感できる箇所があるからなので、その点においては40代50代60代でも楽しめる映画となっているでしょう。

 

年齢も40歳を超えてくると、若い頃のがむしゃらさが失われます。

しかし、私たちが通ってきた青春の道がどんなものであれ、つまずいたり転んだりしても前に向かっていった自分は、どれだけ年をとっても特別で愛しいものではないでしょうか。

40代50代と年を重ねていくと、自分の子供の成長に若かった時の自分の姿を重ね合わせて懐かしくなるものですが、『君の名は。』はそんなノスタルジックな気持ちにさせてくれるはずです。

君の名は。ワンシーン

『君の名は。』の上映が終わると、70歳前後のお年寄りが一人でこの映画を観にきていたことに気が付きました。他にも40代50代と思しきお客さんが結構居たので、ちゃんと年代人口の多いアラサー、アラフォー、アラフィフの支持を受け、興行成績2位という結果を残せたのだと考えられます。

たとえば、50代なら宇宙戦艦ヤマト、40代なら機動戦士ガンダム、30代なら新世紀エヴァンゲリオンなど、どの世代であっても宇宙をテーマに熱狂するアニメは必ずあります。

 

『君の名は。』はノスタルジックな感情を引き起こしてくれますが、同時にSFファンタジーの要素も含まれています。そして、その一見矛盾しそうな恋愛とSFファンタジーを結ぶために、アニメという特性が最大限活かされ化学反応を起こしています。

人の想いと運命という言葉、都会、自然、日本の伝統、水、空、時間、宇宙、超越…など様々な要素が、美しい映像と音楽、そしてストーリーによって見事に表現されています。

声優を務めた神木隆之介さん、上白石萌音さんの声もマッチしていて、『君の名は。』予告編2の動画で、二人の声がクロスオーバーするところは何度聴いてもグッときます。

40代50代の方にも、ぜひ、おすすめできる映画ですよ。